いきたきのこ

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一子相伝門外不出

本当に優れた、技術や伝統というのは、
伝承されていないのではないだろうか、と感じるこのごろです。

きっと、わりと、一般受けする、
どーでもいいものが、しっかりと、残っているのではないだろうか。

合気道は、引っ越しのため、やむをえず、
いろんな道場を転々としましたが、
(ド下手な自分が言ってはいけないと思うけれど)、
道場によって、レベルに差があるのです。
先生がどんなに上手でも、
肝心のコツを、あまり教えくれないことが多いのです。
そういう道場は、生徒があまり上手ではありません。

他の公式スポーツのように、試合などで、
どんどん他のやり方と接し、切磋琢磨するものと違い、
合気道は、試合もなく、
自分の道場内でやっていることがすべてなので、
それしか知らなければ、それでいいと思ってしまいます。

問題意識を持ち、自分なりに研究しながら、稽古する人は
別ですが、
私のように、ボンヤ~リと、
先生のやることを、見よう見まねしているだけの者は、
コツがわからないかぎり、
どんなに熱心に、何万回、練習しようと、体力はつくけど、
一生、ちゃんと効く技ができるようにはなりません。

水戸の道場にきて、初めて、
効く技とはこういうことだ、というコツを
惜しげなく、教えてもらいました。
ちょっとしたコツがわかれば、
ド下手でも、ある程度のことができるようになるのは、
うれしいことでした。
ここの道場で、小さな小学生に、入り身投げで、投げ飛ばされ、
恐怖感を覚えたことがあるけれど、
コツさえ体得すれば、小学生が大人を投げ飛ばすことも
できるんだなあと思いました。

すべての世界でもいえますが、苦労して会得したコツなんですから、
そうやすやすとは教えてもらえないことが多いのです。
それは、鍼灸の世界でも、似ています。
どんなに優れた書物を読んでも、
肝心なことは、書かれていないのではないかと思います。
だって、その通りに治療しても、効かない事が多い。
その奥には、ヒミツがあり、それは書かれていない。

台湾の、総合病院の鍼灸科で、大変優秀だという先生の治療を
見学することができました。
その先生が使ったツボは、私の全く知らない、奇穴でした。
しかし、カルテには、その疾患には使われるであろう、
ごくごく一般的なツボ名を、記しているのです!

自分の治療法を、他の先生には知られたくないので、
そうするのですね。

しかし、そのようにして、本当に優れた技術や伝統は、
秘密にされ、消えていくのでしょう。

なんつうか、ある意味、ケチなことですね・・・

いま、勉強させていただいている鍼灸の塾では、
「このことは、本当は、一子相伝、門外不出ヨ・・・」といわれながら、
ドカドカ、惜しげもなく、重要なことを、教えていただいてます。

そうか!そうだったんだ!古典に書かれているあの意味は、
こーだったのか!こーやるといいのか!
知らなかった!私は、何も知らなかった!
と、毎回、カーテンがパァ~ッ!パァ~ッ!と、開かれていくような
感動を覚えます。

そして、本当に優れた技術や伝統というのは、
同じ場所にとどまらず、進化するものだと思います。

より良い方法があると知れば、柔軟にそれを取り入れていく。
塾では、あれ?前回教わったやり方とちがう・・ということも
多いのですが、
もったいないけど、捨てる物は捨てて、前進していく。

一緒に勉強させていただいている方の中には、
この道数十年というベテランの鍼灸師や、お医者さんもいらっしゃいますが、
その先生も、目を輝かせて、知らなかった!すごい!とおっしゃる。
その先生方は、それなりに、積み重ねてきたものがおありでしょうに、
まるで初学者のように取り組む姿勢は素晴らしいと感じます。

どんどん公開して広める、そして、進化する、
それが、本当の伝統と技術の伝承でしょう。
私も進化していきたいです。





  1. 2006/07/06(木) 00:00:00|
  2. 鍼灸治療
  3. | コメント:0
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